ベルディーヴァ(ハルーワソングの12) 第13戦


キャロットクラブ出資愛馬第25号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ42パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては1つ上の兄ジェットブラックと2年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治1年間(>_<)。

骨折箇所が悪く、競走馬としての復帰すらも危ぶまれた。そこから約1年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで9頭を交わすがそこまで。2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗。

ついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。距離は初めて1400mという短いところを走り、見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!

昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われたが、その後は5着、11着、そしてまたまたトレセンで調整中に右トモ脚を跛行と順調に行かず。

高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩。

転厩してからはクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されるが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷり。しかし期待の大きかった叩き2走目は12着大敗。完全に力負け。

そこで前々走は久々に芝のレースに出走。全体的に弱面ではあったが、18頭立ての5着と大健闘!!最後の直線は素晴らしい脚で外を強襲。中外を回っての勝ち馬から0秒2の僅差。しかも脚色はベルディーヴァの方が上位馬よりも優勢だった。


優先権を確保し臨んだ前走は前々走とほぼ同じメンバーでの再戦となったが見事に優勝!!2勝目を挙げてくれた。

レース内容やメンバー構成からは1000万クラスでは通用しそうにないが、引退期限の来年3月まで無事に数戦してくれればそれで十分。


前走後、特に目立ったダメージは見せていないものの少し馬体が減ってきているので8月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

9月14日に栗東トレセンに帰厩しました。

10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下 芝1200m 混合 ハンデに出走!!

9月30日 芦屋川特別 1000万下 芝1200m 混合 定量にも特別登録するが芦屋川特別は牡馬との定量戦で55キロの負担斤量に対し勝浦特別はハンデ戦で52キロ。そりゃ昇級戦だし500万クラスの走りからは通用しない可能性が高く少しでも斤量は軽い方が良い。

元々勝浦特別では福永祐一騎手を確保していたが、52キロとハンデが軽くなったことから同騎手は体重の関係で乗れなくなり急遽別の騎手を探したところ大ベテランの柴田善臣騎手を確保。昨今の成績から本音は福永祐一騎手に乗って欲しかったがこればかりは仕方なし。地元関東のジョッキーに一発大穴を期待。

特別登録段階ではフルゲート16頭のところに特別登録数は33頭だったが、水曜日の想定段階では23頭。ベルディーヴァは節が空いているので出走は確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジで安心。結局16頭で確定。

2着/7番人気。

所持者の私もアッと驚く昇級戦2着!!軽ハンデに追い切りの状態は秀逸と走る要素はあったが、如何せん前走の勝ち時計が同日の2歳新馬戦と同タイムと平凡だったことや、その時の上位メンバーが次走でことごとく大敗を喫していることなどから、500万クラスの勝ち上がりすらまぐれと思っていた。

勝ち馬と同タイムのベルディーヴァの今回の走破時計は中山芝1200mで1分07秒8と競馬ブックの想定タイムよりも0秒5も速く、同日のGTスプリンターズSの勝ち時計と0秒2しか変わらない優秀な時計。

次走は負担斤量も重くなると思われるしここまでは走らないと思うが、芝1200mに出走してからは5着1着2着と安定した成績。ここは欲が出て、あと1つ勝ちたい。そして優秀な妹がいるので簡単ではないが繁殖入りして欲しい。

これで本賞金は600万円を加算して2195万円となり募集価格の2000万円を超えてきてくれました。スーパー未勝利戦で6番人気だった頃にはここまで稼いでくれるとは夢にも思わなかった。


レース回顧と時計の分析、レース後の柴田善臣騎手と齋藤崇史調教師のコメントを掲載。

(2017年10月2日完結)

2017年8月30日立ち上げ

●前走後、特に目立ったダメージは見せていないものの少し馬体が減ってきているので8月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じていた我らが愛馬ベルディーヴァですが、2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折し全治1年間の診断(>_<)。 骨折箇所が悪く、デビューできるかも危ぶまれました。

 そこからなんとか順調に回復し、約1年遅れのデビュー戦では、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで9頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの9着。それでも素質は十分感じられました。しかし、2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗します。

 そしてついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。その週のスーパー未勝利戦はベルディーヴァの適鞍と思われるのは芝1600mとダート1400mの2鞍。どちらかと言えば3戦目で砂を被って嫌がったこともありダートよりも芝ですが、今までの走りから距離は少しでも短い方が良いということで高野友和先生はギリギリまで相手関係や乗れるジョッキーを比較検討。結果的に想定段階でも明らかに弱面揃いでしかも当時全国騎手リーディングトップで98勝も挙げ絶好調の福永祐一騎手を確保できたダート1400mに出走。抜群の騎乗で見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!最後の最後で早々の引退を免れました。

 昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われましたが、その後は5着、11着、そしてまたまたトレセンで調整中に右トモ脚を跛行と順調に行きません。

 高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩します。
 
 転厩緒戦はクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されますが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷりで大満足でした。しかし期待の大きかった叩き2走目は12着大敗。完全に力負けでした。

 そこで前々走は久々に芝のレースに出走します。全体的に弱面ではありましたが、18頭立ての5着と大健闘!!最後の直線は素晴らしい脚で外を強襲。中外を回っての勝ち馬から0秒2の僅差。しかも脚色はベルディーヴァの方が上位馬よりも優勢でした。

 優先権を確保し臨んだ前走は前々走とほぼ同じメンバーでの再戦となりましたが見事に優勝!!2勝目を挙げてくれました。

 そのレース内容やメンバー構成からは1000万クラスでは通用しそうにありませんが、引退期限の来年3月まで無事に数戦してくれればそれで十分と思っています。


 前走後、特に目立ったダメージは見せていないものの少し馬体が減ってきているので8月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年9月18日に作成

●9月14日に栗東トレセンに帰厩しました

 9月14日に臨時更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告によりますと前走後特に目立ったダメージは見せていないものの少し馬体が減ってきているので8月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたベルディーヴァが9月14日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 このタイミングでの帰厩ですと次走は9月30日 芦屋川特別 1000万下 芝1200m 混合 定量が濃厚と思われます。500万クラスの内容からは1000万クラスで通用するとは思えず(前走で戦った馬達の次走は悲惨なものでした。注1)、本来ならば牝馬限定戦かハンデ戦に出たいところですが良い番組がないので仕方がないですね。引退時期が来年3月に迫っていることもありゆっくりもしていられませんしね。


 注1 ベルディーヴァが勝った8月19日 小倉12Rの他メンバーの次走成績

2着 ウインソワレ    9月3日 小倉 芝1200m 5着
3着 メイショウラバンド 9月3日 小倉 芝1200m 10着
4着 クラリティアイズ  9月3日 小倉 芝1200m 14着
5着 ウイングタイガー  9月3日 小倉 芝1200m 6着
8着 トーホウビスカヤ 9月10日 阪神ダ1200m 10着

 このようにベルディーヴァが勝ったレースは事前に書きましたように全体的に相手レベルが低かったことは否めず、500万クラスの通常レベルの相手には勝てなかった可能性が高く、1000万クラスでは通用しないと思われます。同日の新馬戦と同じ勝ちタイムでしたもんね。

 ですので期待は少ないですが元々引退までにあと1つ勝ってくれればという馬でしたから多くは望みません。引退までに何走か見せてくれて無事に引退してくれれば十分です。

これ以降は2017年9月26日に作成

●気になる特別登録表(9月30日 阪神10R 芦屋川特別 1000万下)

特別登録表 9月30日 阪神10R 芦屋川特別 1000万下 芝1200m 混合 定量

第1回登録完了馬 全25頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグネスユーリヤ 57.0
アドマイヤスカイ 小牧太 57.0
ヴァッフシュテルケ 57.0
ウインハートビート 和田竜二 57.0
ウォーターラボ 岩田康誠 55.0
エンゲルヘン 和田竜二 53.0
エンドレスシャイン 57.0
オフクヒメ 藤岡佑介 55.0
キッズライトオン 57.0
グレイトチャーター ミルコ・デムーロ 57.0
サウンドテーブル 水口優也 55.0
ストーミーワンダー 鮫島克駿 55.0
セレッソブランコ 55.0
ダイトウキョウ 57.0
ニシノラディアント 北村友一 57.0
ブラッククローバー 松山弘平 57.0
ペスカネラ 53.0
ベリースコール 菱田裕二 57.0
ベルディーヴァ 55.0
ポップオーヴァー 福永祐一 55.0
メイショウベルボン 53.0
ヤマニンアタシャン 55.0
ヤマニンマンドール 57.0
ユウジ 武豊 55.0
ラヴィングアンサー 55.0

表中 馬名の赤字は勝浦特別と重複して特別登録されている馬 騎手の太字は乗り替わり予定

●気になる特別登録表(10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下)

特別登録表 10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下 芝1200m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全33頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグネスユーリヤ 56.0
アズールムーン 丸山元気 52.0
イアペトス 54.0
ヴァッフシュテルケ 54.0
ウォーターラボ 52.0
オフクヒメ 53.0
クラウンアイリス 内田博幸 53.0
クラウンルシフェル 大野拓弥 54.0
クリノスイートピー 51.0
グレイトチャーター ミルコ・デムーロ 57.0
コロラトゥーレ 福永祐一 52.0
サレンティーナ 戸崎圭太 55.0
スズカゼ 武士沢友治 52.0
スピールアスール 51.0
ダイトウキョウ 武豊 56.0
タカラジャンヌ 51.0
ダノンハイパワー 横山典弘 54.0
ドゥモワゼル 勝浦正樹 51.0
トロピカルガーデン 横山和生 51.0
トーホウハニー 52.0
ネオフレグランス 吉田隼人 52.0
フクノグローリア 51.0
ペスカネラ 52.0
ベルディーヴァ 52.0
ボーダレス 53.0
マンカストラップ 江田照男 54.0
ミエノドリーマー 54.0
ヤマニンマンドール 55.0
ユウジ 50.0
ユキノカトレア 52.0
ユメノマイホーム 52.0
リバティーホール 野中悠太郎 50.0
ワイナルダム 宮崎北斗 54.0

表中 馬名の赤字は芦屋川特別と重複して特別登録されている馬 騎手の太字は乗り替わり予定

クラブ公式HPでは斤量によるものの福永祐一騎手を確保しているとのこと。スーパー未勝利戦を勝ち挙げてくださった福永祐一騎手での出走は夢ですね。

これ以降は2017年9月28日に作成

●追い切り情報(9月28日更新)

前走前 8月16日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 55.4
3F 39.9
2F 25.4
1F 12.0



9月17日 栗東CW 重馬場 馬なり余力

助手
4F 60.4
3F 43.4
1F 14.2[9]


9月21日 栗東CW 良馬場 一杯に追う

助手
6F 85.5
5F 68.8
4F 54.2
3F 39.8
1F 12.4[7]


9月24日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
5F 75.5
4F 60.2
3F 44.7
1F 14.4[8]


9月27日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 53.6
3F 38.7
2F 24.9
1F 12.1
 9月17日、14日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。馬体を戻す為の放牧で、実質続戦ですからそんなにビシッと追い切る必要はないでしょうね。

 9月21日、Cコースで一杯に追い切られました。案外しっかりと負荷をかけられましたねぇ。当時は馬なりでしたが、本年6月の自己ベストに匹敵する時計です。
 競馬ブックでは”デキ安定”、デイリー馬三郎では”キビキビB”といずれも高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(9月21日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「牧場でも順調に過ごせていたようでしたので、先週の木曜日に帰厩させています。今朝はCWコースで単走の追い切りを行い、1周目を軽く回って、2周目に終いを伸ばすような感じで追うよう指示を出しました。2周目の3コーナーあたりで他厩舎の馬に少し絡まれる場面はありましたが、特にそれで大きくリズムを崩すようなこともなく、直線もしっかりと負荷をかけることができたと思います。動き自体はまだ少し重たく感じますが、まだこれが実質1本目の追い切りですし、これからまた良くなってくるでしょう。来週は阪神、中山でそれぞれ1200mの特別があるので、両方登録をさせていただき、相手関係を見ながらどちらに出走させるか検討していきます。なお、ハンデ次第にはなるものの、中山の方は福永騎手に声をかけているところです」(斉藤崇師)30日の阪神競馬(芦屋川特別・芝1200m)もしくは10月1日の中山競馬(勝浦特別・芝1200m)に出走を予定しています。
 齋藤崇史調教師から言うと”動き自体はまだ少し重たく感じる”とのことですが、それでもそれなりです。
 次走予定が私が想定していた9月30日 芦屋川特別 1000万下 芝1200m 混合 定量と10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下 芝1200m 混合 ハンデと両睨みとのことです。中山なら福永祐一騎手に声をかけているということで、スーパー未勝利戦でベルディーヴァを勝ち上げてくれた騎手です。そりゃ彼に今回も乗って欲しいですよね。

 9月24日、15−15で追い切られました。前走のようにしっかりと負荷をかけられています。それでいて前走は結果が出たのですから当然でしょう。今回は常識的には二桁着でしょうが少しでも上位を期待しています。

 9月27日、藤懸貴志ジョッキーに一杯に追い切っていただきました。全体の時計も自己ベストに近いですし、何よりも上がり12秒1は素晴らしい伸びです。中山までの遠征ですが、これだけしっかりと追い切れるのは評価が高いですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。終いの伸びはいうことありません。また遠征が控えているにもかかわらず一杯に追い切られていることも評価は高いですね。そして2週続けて一杯に追い切られていることも評価します。しかし、体重の軽いジョッキーが追い切りに騎乗していること、全体の時計が平凡なことからそこを少しだけ割り引いています。
 デイリー馬三郎では”末脚良しB”とそのまんまの高評価です(笑)。競馬ブックでは”力強い脚捌き”とこちらも高評価です。
 以下は同日(9月27日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「登録させていただいた勝浦特別ですが、ハンデ52キロということで確保していた福永騎手が乗れません。とはいえ、定量の芦屋川特別は55キロでの出走となりますから、昇級初戦でなおさら軽ハンデの中山に向かいたいところです。急遽52キロで乗れるジョッキーを探したところ、柴田善臣さんが乗ってくれるとのことなので、依頼をして中山に出走させることにしました。今朝は坂路で単走の追い切りを行いましたが、体重の軽い藤懸ジョッキーが乗ったとはいえラスト1ハロンは12秒1の好反応。いい雰囲気ですね。このクラスでどんな競馬ができるか楽しみにしています」(斉藤崇師)10月1日の中山競馬(勝浦特別・芝1200m)に柴田善騎手で出走を予定しています。
 ということで福永祐一騎手は残念ながら体重の都合でベルディーヴァに乗れず、替わりに柴田善臣騎手を確保していただきました。うーーーん、関東なら普通は関西の福永祐一騎手よりも地元関東の柴田善臣騎手なのでしょうが如何せん最近は成績が落ちまくって心配です。大丈夫かなぁ〜。それでもアンチャン騎手よりも何倍も期待は大きいですが。

●気になる出馬想定表(10月1日 中山10R)

出馬想定表 10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下 芝1200m 混合 ハンデ
想定数23頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アズールムーン 丸山元気 52.0  9/02 札幌10下 札幌芝1200 14 15
イアペトス 松岡正海 54.0  8/05 HB10下 札幌芝1200 13 15 13
ヴァッフシュテルケ 54.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200 13 10
クラウンアイリス 内田博幸 53.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200
クラウンルシフェル 大野拓弥 54.0  9/03 雷光5下 新潟芝1000 10 11
クリノスイートピー 伴啓太 51.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200 11 10 11
コロラトゥーレ 岩田康誠 52.0  9/03 500万 札幌芝1200
サレンティーナ 戸崎圭太 55.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200
スズカゼ 武士沢友治 52.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200 10 11 10
ダイトウキョウ 武豊 56.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200
タカラジャンヌ 51.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200 13 15 12
ダノンハイパワー 横山典弘 54.0  6/04 由比10下 東京芝1400 10
ドゥモワゼル 武藤雅 51.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200 11 12 10
トーホウハニー 木幡初広 52.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200 11 11 12
ネオフレグランス 吉田隼人 52.0  7/23 潮騒10下 函館芝1200
フクノグローリア 51.0  8/13 豊栄10下 新潟芝1400 12 18 10 11
ベルディーヴァ 柴田善臣 52.0  8/19 500万 小倉芝1200 12
ボーダレス 勝浦正樹 53.0  1/08 サン16下 中山芝1200 16 16 14 10
ミエノドリーマー 三浦皇成 54.0  7/22 白河10下 福島芝1200
ヤマニンマンドール 福永祐一 55.0  7/16 フィ10下 中京芝1200 10 14
ユメノマイホーム 杉原誠人 52.0  8/12 ST10下 札幌芝1500 10 10
リバティーホール 野中悠太郎 50.0  9/02 札幌10下 札幌芝1200 14 13 10
ワイナルダム 宮崎北斗 54.0  9/17 初風10下 中山芝1200 11

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在23頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジで安心です。

●出馬確定表

出馬確定表 10月1日 中山10R 勝浦特別 1000万下 芝1200m 混合 ハンデ 出走数16頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
イアペトス 松岡正海 54.0  8/05 HB10下 札幌芝1200 13 15 13
ヴァッフシュテルケ 幸英明 54.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200 13 10
クラウンアイリス 内田博幸 53.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200
クラウンルシフェル 大野拓弥 54.0  9/03 雷光5下 新潟芝1000 10 11
クリノスイートピー 伴啓太 51.0  8/26 WJ10下 札幌芝1200 11 10 11
コロラトゥーレ 岩田康誠 52.0  9/03 500万 札幌芝1200
サレンティーナ 戸崎圭太 55.0  9/03 飯豊10下 新潟芝1200
ダノンハイパワー 横山典弘 54.0  6/04 由比10下 東京芝1400 10
ネオフレグランス 吉田隼人 52.0  7/23 潮騒10下 函館芝1200
フクノグローリア 二本柳壮 51.0  8/13 豊栄10下 新潟芝1400 12 18 10 11
ベルディーヴァ 柴田善臣 52.0  8/19 500万 小倉芝1200 12
ボーダレス 勝浦正樹 53.0  1/08 サン16下 中山芝1200 16 16 14 10
ミエノドリーマー 三浦皇成 54.0  7/22 白河10下 福島芝1200
ヤマニンマンドール 福永祐一 55.0  7/16 フィ10下 中京芝1200 10 14
ユメノマイホーム 杉原誠人 52.0  8/12 ST10下 札幌芝1500 10 10
ワイナルダム 宮崎北斗 54.0  9/17 初風10下 中山芝1200 11

表中 騎手の太字は乗り替わり

●中山芝1200mコース解説

 フルゲートは16頭。2コーナーを回りきって向正面に入ったところがスタート地点。
 おむすび型をしている中山コースの山の頂上からのスタートで、いきなり約400mの間で約4mの勾配の下り坂になっている。
 したがって、テンから加速がつきやすく、勢いをつけたまま3〜4コーナーを回り、最後の直線を駆け上がる。
 短距離戦なので基本的には先行力が必要だが、逃げ切るにはかなりの力がいる。特にスプリンターズステークスを含む重賞・オープンクラスのレースで逃げ切るのは難しく、好位抜け出しがベスト。
 前に行けて、なおかつ終い踏ん張る脚が必要。
 最後に急坂があるので差しも決まる。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行
ポイント 先行力と最後の踏ん張り
種牡馬ベスト サクラプレジデント、メイショウボーラー、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 横山典弘、三浦皇成、蛯名正義、柴田善臣、戸崎圭太
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒7 1分11秒3 1分11秒3 1分15秒1
2歳未勝利 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒1 1分13秒1
2歳500万 1分09秒4
2歳オープン 1分09秒3 1分10秒5
3歳新馬 1分11秒6 1分11秒0 1分11秒6
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒9 1分11秒8
3歳500万 1分09秒4 1分10秒0 1分10秒6 1分11秒1
古馬500万 1分09秒1 1分09秒5 1分10秒5 1分13秒2
古馬1000万 1分08秒7 1分09秒4 1分11秒1 1分11秒3
古馬1600万 1分08秒6 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒6
古馬オープン 1分08秒6 1分09秒4 1分09秒9 1分10秒6

●騎手は柴田善臣騎手 ほっさん評価「S」

 今回のベルディーヴァの鞍上は柴田善臣騎手です。ベルディーヴァとは初コンビとなります。元々ベルディーヴァはこのレースに福永祐一騎手を確保してくださっていましたがハンデが52キロと軽くなり福永祐一騎手が体重の関係で乗れないので急遽52キロで乗れて当日体の空いている柴田善臣騎手に依頼することになりました。

 柴田善臣騎手と言えば私のランキングでも最高評価の「S」と実績、経験と文句のない騎手ですが、ここ数年は成績は下降の一途。良い馬が廻ってこないことが原因ですが、50歳を超える年齢と共に迫力や存在感がなくなってきた感は否めません。

 私の愛馬と柴田善臣騎手と言えば2年前にクラージュシチーに騎乗していただきました。デビュー戦では32秒2の豪脚を引き出していただいたき2着。しかし2度目の騎乗では馬がレース中に故障を発生し予後不良。何も鞍上に責任があるわけではないのですが、大変残念な記憶の残るレースでした。

 今回ベルディーヴァも関東での出走ということで関西の福永祐一騎手よりも地元関東所属の柴田善臣騎手の方がコースも熟知されていますし頼れるのでしょうが、昨今の勢いからは福永祐一騎手の方がはるかに成績を残しており福永祐一騎手に乗って欲しかったというのが本音です。しかし、乗れないものは仕方がありませんし柴田善臣騎手には良い走りを期待したいですね。


 2017年9月28日現在、中央通算2248勝、勝率11.1パーセント、連対率22.0パーセント、重賞は93勝でGTは1993年の天皇賞秋(ヤマニンゼファー)など9勝。

 昨年(2016年)は中央36勝、勝率6.1パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく下回り寂しい数字。本年(2017年)はここまで15勝。勝率4.2パーセント、連対率9.5パーセントと更に寂しい数字。



 柴田 善臣(しばた よしとみ)は1966年7月30日生まれの51歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する33年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は中野隆良厩舎所属。現在はフリー。

 息子は新人当時は伊藤圭三厩舎に所属し、現在は高橋祥泰厩舎の厩務員である柴田健登。調教師の柴田政見、柴田政人、元騎手の柴田利秋は叔父(善臣の父が長兄)にあたり、元プロ野球選手(埼玉西武ライオンズ)の柴田博之は従兄弟(利秋の息子)にあたる。

 1982年に競馬学校の第一期生として入学。1985年に騎手免許を取得し、美浦の中野隆良厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月9日の中山競馬第6競走のイズミサンエイで5着、初勝利は同年4月7日の中山競馬第3競走のイズミサンエイであった。同年は12勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞(新人騎手賞)を受賞している。1988年の中山牝馬ステークスで、主戦の柏崎正次騎手が斤量50kgでの騎乗ができない為、代打でソウシンホウジュに騎乗し、重賞初勝利を挙げた。

 1993年、安田記念でヤマニンゼファーに騎乗し、GT初勝利を挙げた。この時期の前後から安定して勝利を重ね、関東の有力騎手として台頭。2001年1月21日には中山第5競走の新馬戦においてティエッチコマンドに騎乗して1着となり、JRA通算1000勝を達成し、ワールドスーパージョッキーズシリーズも2度制覇(1999年、2003年)している。そして、掲示板(5着以内)へ頻繁に入着する堅実な騎乗で3年連続JRAの関東リーディングジョッキー(2002年−2004年)に輝いている。また、夏の新潟・福島開催で好成績を残しており、なかでも2002年から2004年にかけて3年連続で新潟リーディングジョッキーに輝いている。

 一方で、中央GTを8勝していながら、クラシックのGTは未勝利である。また、8勝のうち6勝が東京と中京の左回りの競馬場で、右回りの競馬場では長らく中央GT勝利がなかったが、2010年の宝塚記念をナカヤマフェスタで制し、右回りの競馬場での中央GT初勝利となった。JRA主要競馬場の1つの京都競馬場の重賞は長く未勝利であったが、2007年にマイネルスケルツィで京都金杯を勝ったことにより、重賞を勝っていない競馬場は函館と小倉となった。

 2001年から2005年の間は中央GTを勝つことができず、また見せ場も少なかった。しかし2006年の高松宮記念で6年振りの中央GT制覇を果たしたのを皮切りに、桜花賞、ヴィクトリアマイル、優駿牝馬といった牝馬GTの舞台で、人気薄の馬を好走させている。そして、続く東京優駿でも、初騎乗のアドマイヤメインで2着に入った。惜しくもダービージョッキーとなることは出来なかったが、例年のイメージと異なるその姿は、周囲を驚かせるに十分であった。

 また2010年は、前述のように宝塚記念で4年ぶりのGT勝利の後、ラジオNIKKEI賞をアロマカフェで、七夕賞を11番人気のドモナラズで勝ち、3週連続重賞勝ちを記録した。その後、2011年12月17日には、中山第11競走のディセンバーステークスにおいてナカヤマナイトに騎乗して1着となり、JRA通算2000勝を達成した。2012年11月11日にはエリザベス女王杯をレインボーダリアで制覇し、自身初となる牝馬GT及び京都競馬場でのGT競走優勝を果たした。

 デビュー後、3年間は平地のほか、障害競走にも騎乗していたことがあり、40戦2勝の成績を挙げている。デビューした1985年12月21日の中山大障害(秋)にスガノキングで障害重賞初騎乗を果たしている(結果は8頭中7着)。得意ではなかったと回顧しており、自分に向いていないと感じたことや騎乗予定だった馬の事故などがあり、障害免許の更新をしなかった。だが、障害競走に騎乗したことで勉強できたこともあったと語っている。

 重賞4勝馬ワシントンカラーを始め、管理馬の数多くを柴田に騎乗依頼している調教師の松山康久は、柴田を「騎乗馬の状態判断が的確であり、義理堅く、丁寧なやりとりをしてくれている」と語っているように関係者からの評判も良い。

 高橋祥泰厩舎に実習に来た競馬学校2年時の田中博康(現騎手)に、調教の仕方を教えたということもあった。柴田は「常に馬と会話をしながら乗りなさい」と教え、田中はその柴田を「本当に丁寧な調教をされる」と敬意をもって評している。また田中は「先輩騎手から技術を盗めるとしたら、どの騎手のどの部分が欲しい?」といった質問を受けた際も、「善臣さんのレースに行っての折り合いのつけ方」と回答している。

 かねてより腰の不安が指摘されていたが、2009年1月4日の中山競馬で9年7か月ぶりの騎乗停止処分を受けたため、それを機会に休養し腰椎ヘルニアの手術を受けた。その後約1か月のリハビリに専念し、2月21日の東京競馬にて復帰、22日にはフェブラリーステークスでナンヨーヒルトップに騎乗した。

 2005年3月、岡部幸雄の引退に伴い、かつては叔父の柴田政人も務めていた日本騎手クラブの会長に就任。2010年4月12日に東西役員総会の役員改選で後任の会長に武豊が選出され、同年9月15日付で会長を退任して相談役に就いた。
 ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)

 2008年 6月14日 シャンスイ     3歳500万下     東京ダ1400m 15着/7番人気
 2014年 9月20日 クラージュシチー 2歳新馬        新潟芝1600m 2着3番人気
 2015年 8月 2日 クラージュシチー 500万下        新潟芝2000m 競走中止/2番人気

これ以降は2017年9月30日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ワイナルダムは近2走の時計、内容は高く評価できる。今回もハナへ行ける組み合わせで、有力視。サレンティーナは昇級の前走が3着だが、上位2頭とはコース取りの差。55キロでも能力を信頼。ベルディーヴァは芝1200メートルでD@着。内容を見ても適性は相当高い。52キロでこの相手なら昇級でも。ミエノドリーマーは前走が案外だが、相性のいい中山なら見直し可能。」


短評は「高配含み」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
クラウンアイリス
ダノンハイパワー △△ △△
コロラトゥーレ
クリノスイートピー
クラウンルシフェル
ネオフレグランス
ベルディーヴァ
ミエノドリーマー △△ △△
サレンティーナ
ワイナルダム
ヤマニンマンドール
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サレンティーナ 3.8
ミエノドリーマー 5.4
ワイナルダム 5.5
ダノンハイパワー 7.2
コロラトゥーレ 8.3
ベルディーヴァ 12.8
ヤマニンマンドール 13.4
ネオフレグランス 14.1
クラウンアイリス 15.8
以下16倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ベルディーヴァ 75 53 75 74
サレンティーナ 87 73 77 81
ミエノドリーマー 80 77 76 77
ワイナルダム 84 67 79 83
ダノンハイパワー 82 70 64 77
コロラトゥーレ 85 76 71 77


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎サレンティーナが6Fで覚醒した。昇級の前走はスムーズに追走。直線で外へ切り替えると鋭く伸びて、B着でもタイム差はなかった。内を通った2頭がコース取りの利を生かしたなか、内容は最も優秀。中山も不問だ。○はイレ込みが鍵。〈加藤〉」

◎ サレンティーナ
○ ネオフレグランス
▲ ダノンハイパワー
× ベルディーヴァ
☆ ミエノドリーマー
△ コロラトゥーレ
△ヤマニンマンドール



ベルディーヴァは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 6記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ(1着)

 「前と違ってスタートが抜群だった。良過ぎて力みそうだったので、1列下げて様子を見たら、うまく力を抜いて走ってくれたし、あとは追い出すだけだった。2着馬に粘られたけど、最後は根性を出して交わしてくれました。」(中谷雄太騎手・競馬ブック)

 「ありがとうございました。返し馬の雰囲気がとても良かったので、これはなんとかしないといけないと思って臨みました。スタートは抜群でしたが、少し力みがあったので敢えて1列下げたらスッと抜けてくれて、そこからは終始スムーズ。あとは追い出すタイミングだけでしたが、追ってからよく頑張って交わしてくれました。続けて乗せていただいて結果を出せてホッとしました」(中谷雄太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ありがとうございました。少し馬体は減っていましたが、細く見せているわけではなく、走れる状態で臨めたと思います。ジョッキーがうまく立ち回ってくれましたし、前走、今回と見るとやはり芝もいいのでしょう。出来は良かったとはいえ、馬体が減っていたのは確かですし、このあとはいったん放牧に出させていただこうと思います。今日は、クラブの馬で結果を出すことができてホッとしています。ありがとうございました」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「今日は発馬が決まった。スッと好位へつけ、なだめるぐらいの行きっぷり。4角手前から促していき、直線でしっかりと反応してウインソワレを捉えた。時計は9Rより0秒2遅く、新馬と同じだから速くはない。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

 「短期放牧を挟んだが、相変わらず状態はいい。昇級戦なのでまずはメドを。」(齋藤崇史調教師・デイリー馬三郎)

 「前走はスタートを決めて、流れに乗れたことが良かったです。今回はハンデの52キロが魅力。1000万で通じるか見てみたいです。」(齋藤崇史調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 500万クラスの内容からは常識的には二桁着と思いますが、何せ27日の追い切りの動きが素晴らしくハンデも52キロと軽く1つでも上の着に入って欲しいと願います。

 もちろん、来年3月の引退期限までにあと1つ勝ってくれればという馬でしたし、前走で見事その夢を叶えてくれた功労馬ですからこれ以上多くを望むものでもありませんが、あとは贅沢に万が一でももう1つ勝てば繁殖入りの夢に届きますし今回の昇級戦での好走を期待します。

これ以降は2017年10月2日に作成

●パドック

 ベルディーヴァの馬体重は前走同様の462キロ。関東への輸送で減らないかと心配しましたが、前走小倉で勝ったように輸送は苦にならなくなっているようですね。以前の新潟遠征の時の大敗は輸送が原因だと思っていましたが。

 競馬ブックではパドックは穴評価と注目していただいているものの、短評は”毛ヅヤ?も張り良好”でした。確かに映像で見ても毛づやは良いようには見えませんが体は出来ており気合い乗りも踏み込みも良かったですね。

●レース 

 ベルディーヴァはメンバー中1、2を争うほどの好スタート。そこから楽に2番手の絶好位を取ります。ハンデが軽かったですし、直線のそんなに長くない中山ですし、これはこのまま結構上位で残ってくれるのではないかとこの時点でドキドキしていました。

 すぐ後ろには元愛馬シャンスイの子ネオフレグランス。同じキャロの勝負服が2番手3番手で並びます。こうなると後ろのネオフレグランスは無理には競ってこないのでより安心して見ていられます。まさかMイネル軍団のように味方に体当たりを仕掛けてくることはないでしょうし。

 道中はその内のネオフレグランスが邪魔でベルディーヴァの姿はあまり見えないのですが、しっかりと折り合ってしっかりと脚をためられていたようです。

 4コーナーから直線ではベルディーヴァの加速が素晴らしく一気に先頭に躍り出ます。先頭に立ってからも後ろを引き離す勢いで完全に抜け出します。このまま優勝か!?と激アツになりますが、馬群の間を割ってクラウンアイリスが凄い伸び。グングンベルディーヴァに迫って来てゴール直前で交わされてしまいます。結局ベルディーヴァは2着でゴール!!3着馬とは決定的な差がありましたし、52キロの軽ハンデとはいえ、昇級戦であわや勝つほどの走りを見せてくれるとは夢にも思っていませんでしたので滅茶滅茶嬉しいです。

●獲得本賞金は2195万円になりついに募集価格を上回る!!

 今回の本賞金600万円加算でついにベルディーヴァの獲得本賞金は2195万円となり、募集価格の2000万円を超えました!!スーパー未勝利戦でギリギリ勝ち上がった時には、まさかここまで来るとは思いもしませんでした。本当に感無量です。

●時計の評価

 今回のベルディーヴァの走破時計は1分07秒8良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分08秒3、勝ち馬は同タイムでした。
 ベルディーヴァは負担斤量52キロと軽量だったとはいえこの走破時計はビックリです。これなら1000万クラスでも十分通用しそうですね。もう無理かと思っていましたが俄然楽しみになってきました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ(2着)

 「初めて乗ったけど、随分やる気のある馬だね。最後まで一生懸命に走ってくれた。いいスピードを持っているし、このクラスでも十分にやれる。」(柴田善臣騎手・競馬ブック)

 「ダイワメジャー産駒らしく、やる気があるのがいいね。スピードもなかなかだし、千二なら大崩れはしない」(柴田善臣騎手・デイリー馬三郎)

 「やる気のある馬です。いいスピードがあります。一生懸命です」(柴田善臣騎手・ラジオNIKKEI)

 「調教師からは少しモコモコするかもと言われていたのですが、返し馬から適度に気合いが乗って良さそうな雰囲気でしたし、ゲートも速くてこちらが驚いたほどでしたよ。道中も無理をせずに好位をキープできていて、直線も終いまで頑張ってくれました。勝てずに申し訳ないのですが、昇級初戦でこれだけやれるのだから力がありますね」(柴田善臣騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前走後は短期間ながら放牧を挟みましたが、好調を維持しながら調整できていましたし、ここでもいい走りをお見せしたいなと期待を持って送り出しました。ただし、今日は昇級初戦なので簡単ではないとも考えていましたから、好スタートから好位で流れに乗り、直線では勝ちを意識できる走りをしてくれたのは良かったですね。勝てずに悔しいですし申し訳ありませんが、正攻法の競馬で時計も悪くなかったですから、次につながってくれると思います。この後についてはトレセンでの様子を見てからになりますが、長距離輸送を挟んでいるので慎重に判断していきます」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ベルディーヴァ(2着)

 「好馬体。ジワッと前に行かせて抜群の行きっぷり。抑えたまま並びかけ、1ハロンで一旦抜け出してくる。ラストは甘くなったが、昇級戦を考えれば上首尾。52キロとはいえ力をつけている。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は600万円。付加賞が11.6万円。内国産馬所有奨励賞が20万円。特別出走手当が41.6万円。合計673.2万円。1口で割りますと11000円程度になると思われます。

●今後の展望

 着も素晴らしいですが、何と言っても特筆すべきは時計の速さ!!競馬ブックの推定勝ちタイムを0秒5も上回っていますし、この1つ後のGTスプリンターズステークスの勝ち時計が1分07秒6ですからコンマ2秒しか変わりません。もちろん、ハンデ戦でベルディーヴァの負担斤量が軽かったことやレースの中身のタフ差は全然違いますが、それにしても優秀な走破時計です。

 芝1200mに矛先を変えてから5着1着2着と底を見せていません。次走は負担斤量が増えるので大きな事は言えませんが案外このクラスを勝ち上がってくれちゃうかも知れないと本気で思えるようになってきました。

●最後に

 何せ上記に書きましたように勝った前走は同日の2歳新馬戦と同じ時計、そして戦ったメンバーは次走でことごとくの大敗とどう考えても弱いメンバーでのなんとかの勝ち上がりでしたから、昇級戦は全く通用しないと思っていました。

 しかし、抜群のスタートから2番手に取りついたときには、ハンデが52キロと軽かったことや中山と直線の距離がそんなに長くない競馬場ということなどからある程度上位で残ってくれるのではとドキドキしながら映像を見ていました。

 同じキャロの勝負服が2番手3番手で並びます。こうなると後ろのネオフレグランスは無理には競ってこないのでより安心して見ていられます。まさかMイネル軍団のように味方に体当たりを仕掛けてくることはないでしょうし(爆)。

 直線は一時完全に抜け出し、勝っちゃうのかと思えるほどの展開。最後は自身よりも人気薄の馬に交わされましたが(あんなに内をきれいに空けたらあかんッ!!)、軽ハンデとはいえ王道の競馬での2着。痺れました。

 本賞金を600万円加算してくれてこれで募集価格の2000万円を超えてきてくれましたし、本当に嬉しい誤算です。スーパー未勝利戦に6番人気で出たときには、まさか将来これだけ稼いでくれるとは夢にも思いませんでした。

 ただ、デビュー前の評判はデイリー馬三郎の弥永記者がPOG10傑に選ばれるほどの期待馬。クラッシャーによる骨折及び1年間のデビュー戦の遅れがなければもっと昇進していたことでしょう。転厩先の齋藤崇史先生、よくぞここまで力を引き出してくれました。

 ベルディーヴァの次走は負担斤量が重くなるでしょうし、ここまで走れないかも知れませんが、中山芝1200mでの走破時計1分07秒8は優秀です。次のレースであったスプリンターズSが1分07秒6の優勝タイム。特に前半はGTよりも流れが速かったですし、そこを前2番手から踏ん張ったのですから価値は高いと思います。

 来年のスプリンターズSに出られれば勝ち負けであることを断言するわけですが、如何せん、来年3月の引退期限がありますから出走は臨めません。残念・・・。それでも何度も書いていますが、引退までに後1つ勝ってくれればという状態の馬でしたし、その1勝は前回プレゼントしてくれました。十分過ぎる活躍で言うことはありません。来年3月の引退期限まで1つでも多く走って無事に引退して欲しいですね。

 頑張れベルディーヴァ!!贅沢な注文だが、出来ればあと1つ勝って繁殖入りして欲しいぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年8月30日立ち上げ 9月14日、18日、19日、21日、26日、28日、30日、10月2日加筆
ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 8月19日 第12戦 500万下 小倉芝1200m 牝馬限定 (1着/3番人気)

2017年 7月30日 第11戦 500万下 小倉芝1200m 牝馬限定 (5着/7番人気)

2017年 6月24日 第10戦 500万下 阪神ダ1200m 牝馬限定 (12着/4番人気)

2017年 4月23日 第9戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定 (6着/4番人気)

2016年 5月14日 第8戦 500万下 新潟ダ1200m 牝馬限定 (11着/1番人気

2016年 1月30日 第7戦 500万下 中京ダ1400m 牝馬限定 (5着2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2016年 1月16日 第6戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定 (2着2番人気

2015年10月10日 第5戦 500万下 京都ダ1400m (6着/6番人気)

2015年 9月12日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/6番人気)

2015年 8月16日 第3戦 3歳未勝利 小倉ダ1700m 牝馬限定 (10着/5番人気)

2015年 7月12日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m 牝馬限定 (10着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (9着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る